1980年初めから農家が生計を得るための副業として生まれた九卽ムク(ムクはそば、どんぐり、緑豆などの粉を沈殿させて固めたもの)横丁が、大田オリジナルのグルメとして定着した。千切りにしたムクに、煮干しと昆布で作ったスープを入れ、千切りにしたキムチと海苔を入れていただく。
ドトリムク(とんグリムク)の作り方
1. 秋に拾ったどんぐりの皮を剥いて乾燥させる。ムクにはコナラのどんぐりが一番適している。
2. 乾燥どんぐりの実を臼に入れて挽き、4~5日間水に浸して苦みを取り除く。
3. 苦みが取れたら、上水は捨て、沈殿物のみ大きな釜に入れる。よく混ざるようしっかりかき混ぜながら煮詰めるか、沈殿物をすくって乾燥させてどんぐりの粉を作り、水に入れて煮る。
4. 粘り気が出てきたら、枠に注ぐ。
5. 冷めたら、食べやすいサイズに切る。
材料
ドトリムク、スープ、合わせ調味料(醤油、海苔、唐辛子の粉、ごま、ねぎ、ニンニクなど)
調理法
煮干し、昆布、大根で作ったスープに、合わせ調味料をのせる。
特徴
リーズナブルな価格のグルメとして、ダイエット食品として、老若男女に人気で、全国から客が訪れる。